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10ギガ回線に替えて実測|無線は1ギガ超え、有線は940Mbps

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10ギガ回線に替えて実測|無線は1ギガ超え、有線は940Mbps

光回線を1ギガから10ギガに替えると、家の中の速さはどう変わるのか。僕の家では、無線は1ギガを超えました。有線は1ギガで止まりました。

使っているのは、バッファローのWi-Fi 7ルーター「WXR9300BE6P」。回線をつなぐインターネット側のポートは10ギガに対応していますが、パソコンなどをケーブルでつなぐLAN側のポートは1ギガです。有線が止まるのはこのLAN側のポートのためで、Macの有線は940Mbpsでした。

このルーターを2026年8月に買い、9月26日に家の回線を1ギガから10ギガへ替えました。同じ家で、替える前と後に、同じMacとスマホで速さを測っています。

無線は、ルーターとの間に扉を1枚はさむだけでも大きく変わりました。

この記事でわかること
  • 光回線を1ギガから10ギガに替えると、有線と無線の速さはどう変わるか(同じ家・同じ端末での実測)
  • 10ギガ回線なのに、有線が1ギガで止まる理由
  • 無線の速さが、ルーターとの間の扉1枚でどれだけ変わるか
  • 10ギガ回線で無線の速さを出すために直したルーターの設定
  • 有線まで10ギガにするのを見送った理由
  1. 回線の乗り換えに合わせて、Wi-Fi 7ルーターWXR9300BE6Pを買った
  2. 1ギガ回線と10ギガ回線で、有線と無線の速さを比べた
    1. 同じ家・同じ端末で測った一覧
    2. 無線は1ギガを超えた
    3. 有線は940Mbps付近で止まった
    4. 数字を見るときの注意
    5. ゲームのpingも、回線を替えてから悪くなった
  3. 10ギガ回線なのに、有線が1ギガで止まるのはなぜか
    1. LANポートは1ギガ。10ギガなのはINTERNET側の1つだけ
    2. 配線のせいではなかった
    3. LANケーブルを替えても速くならない
  4. ルーターとの間に扉1枚で、Wi-Fiの速さはどれだけ変わるか
    1. ルーターの横と、扉を1枚はさんだ場合
    2. 上りはほとんど変わらなかった
    3. ルーターは物置の専用棚に置いている
    4. 1階はEasyMeshの子機でカバーしている
  5. 10ギガ回線なのに無線が遅いときに見直す、ルーターの設定
    1. 工事の日にルーターを初期化した
    2. Macが2.4GHzにつながっていた
    3. ルーターは320MHz、僕のMacは160MHz
    4. 2.4GHzは消せない
  6. 有線も10ギガにするには、何が要るか
    1. LAN側も10ギガのルーターを前に置く形を検討した
    2. 費用が高いので見送った
    3. ルーターを部屋に移す案も見送った
    4. LAN側が2.5ギガの案は残している
  7. WXR9300BE6Pが向いている人・待っていい人
  8. よくある質問
    1. WXR9300BE6Pは不安定ですか?
    2. 1ギガ回線でも買う意味はありますか?
    3. LANケーブルは替えたほうがいいですか?
    4. 10ギガ回線は意味がありませんか?
    5. セキュリティや更新は大丈夫ですか?
  9. まとめ

回線の乗り換えに合わせて、Wi-Fi 7ルーターWXR9300BE6Pを買った

WXR9300BE6Pを買ったのは、2026年8月のはじめ。家電量販店の店頭です。

バッファロー WXR9300BE6P 本体のWi-Fi 7ロゴ

Wi-Fi 7対応で、3つの帯域を使うトライバンドのモデルです。発売は2024年10月です。

商品の仕様と今の価格は、こちらで確認できます。

買うことになったきっかけは、ルーターではなく回線でした。店でたまたま回線の乗り換えキャンペーンをやっていて、家の回線を乗り換えることになったんです。どうせ乗り換えるなら10ギガにしよう。割引が効くうちに、ルーターも買ってしまおう。そういう流れで、このルーターが僕の家に来ました。

ただ、回線の工事は9月26日でした。買ってから2か月近く、家の回線は1ギガ(ぴから光)のまま。インターネット側のポートは10ギガ対応なのに、つながっている回線は1ギガという状態です。

その間の9月13日に、Macとスマホで速さを測っていました。工事のあと、回線はドコモ光の10ギガ(プロバイダはOCN)に変わりました。

1ギガ回線と10ギガ回線で、有線と無線の速さを比べた

同じ家・同じ端末で測った一覧

測ったのは、どれもFAST.comです。Netflixが出している速度測定のサイトで、開くだけで下り(受信。ダウンロードの速さ)と上り(送信。アップロードの速さ)の数字が出ます。単位のMbpsとGbpsは、1Gbps=1,000Mbps。「1ギガ回線」は、最大1Gbpsの回線のことです。

工事前は9月13日の深夜1時台に、工事後は9月26日から何回か測りました。

端末とつなぎ方1ギガ回線(工事前)下り1ギガ回線(工事前)上り10ギガ回線(工事後)下り10ギガ回線(工事後)上り
Mac・有線700Mbps600Mbps940Mbps240〜310Mbps
Windows PC・有線測っていない測っていない920Mbps〜1.0Gbps870〜920Mbps
Mac・無線610Mbps560Mbps1.1〜1.3Gbps240〜770Mbps
スマホ(Galaxy Z Fold7)・無線650Mbps630Mbps1.4〜1.6Gbps490Mbps〜1.2Gbps

下りで1Gbpsをはっきり超えたのは、無線の2台です。有線は2台とも1Gbpsの手前か、その付近で止まっています。1ギガ回線のときは、有線も無線も600〜700Mbps台に並んでいました。

無線は1ギガを超えた

スマホの無線は、650Mbpsから1.4〜1.6Gbpsへ。約2.2〜2.5倍です。Macの無線は610Mbpsから1.1〜1.3Gbpsで、約1.8〜2.1倍になりました。

FAST.comの測定結果 スマホの無線 1ギガ回線で下り650Mbps
FAST.comの測定結果 スマホの無線 10ギガ回線で下り1.6Gbps

この2枚は、どちらも深夜に測ったものです(工事前は1時台、工事後は0時55分)。回線が空いている時間帯どうしで比べても、下りは2倍を超えています。

FAST.comの測定結果 Macの無線 1ギガ回線で下り610Mbps
FAST.comの測定結果 Macの無線 10ギガ回線で下り1.3Gbps

有線は940Mbps付近で止まった

Macの有線は、700Mbpsから940Mbpsへ。約1.3倍です。ただ、9月26日の午前中に2回測って、2回とも940Mbpsでした。

FAST.comの測定結果 Macの有線 1ギガ回線で下り700Mbps
FAST.comの測定結果 Macの有線 10ギガ回線で下り940Mbps

Macは、Anker Primeのドッキングステーションを通して有線につないでいます。Windows PCは、ドックを通さずにつないでいます。

Windows PCでは、10月7日の夜に2回測って、下り920Mbpsと1.0Gbpsでした。つなぎ方が違っても、有線は1Gbps前後で止まっています。

数字を見るときの注意

FAST.comの遅延は、そのままでは比べられません。遅延は、通信の応答が返ってくるまでの時間(ms=1000分の1秒)のことです。工事前は1〜5ms(何も通信していないとき)/11〜16ms(通信中)、工事後は15〜23ms/22〜58msで、数字は工事後のほうが大きくなっています。ただ、FAST.comが自動で選んだ測定先が、工事前は高松、工事後は大阪で、回線の会社もぴから光からドコモ光に変わりました。この数字の差だけでは、回線のせいとは言い切れません。

上りは、1回ごとのブレが大きいです。10ギガ回線にしてからのMacの無線は、上りが240Mbpsの回も770Mbpsの回もありました。1回の数字だけで、上りの良し悪しは決められません。

測った時間帯がそろっていません。工事前は回線が空いている深夜1時台だけで、工事後は朝・昼・夜が混じっています。それと、FAST.comは数字を丸めて表示します。Windows PCの「1.0Gbps」も丸めた表示で、1Gbpsを超えたという意味ではありません。

ゲームのpingも、回線を替えてから悪くなった

pingは、ゲームの画面に出る遅延の数字です。単位はFAST.comの遅延と同じmsで、小さいほど操作の反応が早く届きます。

僕はCall of Duty(CoD)を有線のPCで遊んでいます。ルーターとPCは回線の前後で同じで、変わったのは回線の会社(ぴから光→ドコモ光)だけです。

僕がゲーム内の表示で見た範囲では、pingはこう変わりました。

  • ぴから光(1ギガ)のころ:15〜70msくらいが多い
  • ドコモ光(10ギガ)にしてから:25〜110msくらいが多い

もっと悪くなることもあって、200msに近づくと、さすがにプレイに影響が出ます。ただ、そういうときは、ほかのプレイヤーも100msを超えていました。

記録を取って測ったわけではないので、数字は目安です。原因も確かめていません。それでも、ぴから光のころより悪くなった、というのが僕の実感です。10ギガ回線にして下りの速さは上がりましたが、遅延まで良くなるとは限りません。

無線で1ギガを超えるルーターを探している方は、今の価格と仕様をこちらで確認できます。

10ギガ回線なのに、有線が1ギガで止まるのはなぜか

LANポートは1ギガ。10ギガなのはINTERNET側の1つだけ

ルーターの背面には、ケーブルを挿す口(ポート)が2種類あります。INTERNETポートは、回線の機械(ONU)からの線を挿す口。光回線の信号を、家の機器が使える形に変えるのがONUです。LANポートは、パソコンなど家の中の機器をケーブルでつなぐ口です。

WXR9300BE6Pは、INTERNETポートが最大10Gbpsで1つ、LANポートが最大1Gbpsで4つです(メーカーの仕様)。背面を見ても、「10G」の表示が付いているのはINTERNETポートだけで、LAN1〜4には付いていません。

バッファロー WXR9300BE6P 背面 10G対応のINTERNETポートと1GbpsのLANポート4つ

回線とルーターの間は、10ギガでつながっています。ルーターの管理画面を見ると、インターネット側の有線リンク(機器どうしがつながっている速さ)は「10GBASE-T(全二重)」。10GBASE-Tは、10ギガの有線LANの規格名です。

WXR9300BE6Pの管理画面 接続方法OCNバーチャルコネクト 状態は通信中 有線リンク10GBASE-T 全二重
管理画面の該当部分を上下に並べて抜き出したもの

10ギガで入ってきても、パソコンへ出ていくLANポートが1ギガなので、有線でつないだ機器は1ギガまでしか出ません。

ONUからWXR9300BE6PのINTERNETポートまでは10ギガ、LANポートから有線のMacとPCまでは1ギガで940Mbps前後。無線のスマホとMacは1.1〜1.6Gbps

配線のせいではなかった

僕の家の有線は、ルーターから各部屋へ引いてある配線を通っています。その配線のままで、Macの有線は1000BASE-T(1ギガの有線LANの規格)でつながっていました。1000BASE-Tは、LANポートが出せるいちばん速いつながり方です。配線が遅くて、それより下がっているわけではありません。

Macはドックを通していて、ドックの有線LANは2.5Gbpsまで対応しています。それでも、つながる速さは両端の遅いほうで決まるので、ルーター側の1ギガが上限になります。ドックを通さないWindows PCも、同じところで止まっています。

もう1つ、940Mbpsという数字自体が、1ギガの有線で出せる上限に近い値です。有線のデータには、通信を管理するための情報が一緒に乗ります。そのぶん、実際の速さは1,000Mbpsより少し低い940Mbps前後が天井になります。

LANケーブルを替えても速くならない

LANケーブルにはカテゴリという規格があり、数字が大きいほど速い通信に対応します。1ギガの有線なら、カテゴリ5eなどの一般的なケーブルで足ります。10ギガには、カテゴリ6A(距離が短ければカテゴリ6)以上が必要とされています。

ただ、パソコン側のケーブルを高い規格に替えても、LANポートが1ギガなら速さは変わりません。このルーターで10ギガ対応のケーブルが要るのは、ONUとルーターの間だけです。

僕の家では、ONUとルーターの間は、前から家で使っていたケーブルをそのまま挿しています。そのケーブルで、管理画面の表示は10GBASE-Tでした。

▶ 有線で10ギガを使いたい人へ

有線で10ギガを使いたい人は、このルーターだけでは届きません。LANポートが1ギガなので、回線を10ギガにしても、ケーブルを替えても、有線は1ギガ(実測で940Mbps前後)で止まります。

ルーターとの間に扉1枚で、Wi-Fiの速さはどれだけ変わるか

ルーターの横と、扉を1枚はさんだ場合

同じスマホ(Galaxy Z Fold7)で、1分違いで2回測りました。9月28日の朝7時37分と38分で、回線はどちらも10ギガです。1回目はルーターの真横、2回目はルーターがある物置の扉を閉めた状態です。

測った場所下り上り遅延(何も通信していないとき/通信中)
ルーターの真横2.8Gbps1.4Gbps19ms/39ms
物置の扉を閉めた状態1.9Gbps1.3Gbps19ms/36ms
FAST.comの測定結果 ルーターの真横で下り2.8Gbps
FAST.comの測定結果 物置の扉を閉めると下り1.9Gbps

扉を1枚閉めただけで、下りは2.8Gbpsから1.9Gbpsへ、約3割下がりました。

2.8Gbpsは、ルーターの真横という条件で出た数字です。家のどこでも出る速さではありません。

上りはほとんど変わらなかった

上りは1.4Gbpsから1.3Gbps、遅延も19ms/39msから19ms/36msで、ほぼ同じでした。

ただ、どちらも1回ずつの測定です。上りだけ扉の影響を受けにくかった理由は分からないので、「上りは扉に強い」とまでは言えません。

ルーターは物置の専用棚に置いている

僕の家のルーターは、物置の中にあります。物置の上部に、もともと専用の棚があって、そこに置いています。

同じ物置には、ONUと、家じゅうのLANケーブルが集まるボックスもあります。ルーターのLANポートから、各部屋へケーブルが出ていく形です。ルーターが物置の中にあるので、物置の扉を閉めると無線の速さは落ちます。

1階はEasyMeshの子機でカバーしている

1階は、以前メインで使っていたバッファローのWi-Fi 6ルーター「WSR-5400AX6」を、EasyMeshの子機にしてカバーしています。EasyMeshは、複数の機器で家じゅうに1つのWi-Fiを広げる仕組みです。WXR9300BE6Pが親機、WSR-5400AX6が子機で、2台は有線でつないでいます。

1階で速さを測ったことはないので、子機でどこまで出ているかは分かりません。

10ギガ回線なのに無線が遅いときに見直す、ルーターの設定

工事の日にルーターを初期化した

回線の工事の日、工事業者の人から、ルーターの初期化が必要なので今しますか、と聞かれました。承諾して、その場で初期化しています。

初期化すると、SSID(スマホやパソコンのWi-Fi一覧に出る、Wi-Fiの名前)が買ったときの名前に戻ります。家じゅうの機器は前の名前で覚えているので、どれもつながらなくなりました。そこで、2.4GHz用・5GHz用・MLO用のSSIDを、前と同じ名前とパスワードに手で設定し直しました。

2.4GHz・5GHz・6GHzは、Wi-Fiが使う電波の帯域です。2.4GHzは遠くまで届いて壁にも強いものの、遅め。6GHzは速いけれど、壁に弱い。5GHzはその中間です。MLO(複数の帯域をまとめて使う機能)はWi-Fi 7の機能で、5GHzと6GHzのように複数の帯域を同時に使い、1つの接続にまとめます。

Macが2.4GHzにつながっていた

設定し直したあと、MacのWi-Fiがいちばん遅い2.4GHzにつながっていました。Macの画面に出るリンク速度(Wi-FiでMacとルーターがつながっている速さ)は206Mbpsです。

原因は、MLOの初期設定でした。このルーターでは、MLO用のSSIDは2.4GHz・5GHzの「SSID2」と設定が同期します。初期設定のままだと、MLO用のSSIDが2.4GHzにも出ていて、Macがそちらをつかんでいました。

WXR9300BE6Pの管理画面 MLO 使用する 2.4GHz/5GHzのSSID2と設定が同期します
6GHzの設定画面。MLOを「使用する」にすると、2.4GHz/5GHzのSSID2と設定が同期する

2.4GHz側のSSID2を切って、MLOを5GHzと6GHzだけにしました。

6GHz専用のSSIDにつないだときのMacの画面では、6GHz・160MHz幅で、リンク速度は1,153Mbpsでした。なお、リンク速度はMacとルーターの間の速さで、FAST.comで測ったインターネットの速さとは別の数字です。

MacのWi-Fi詳細 チャンネル 6GHz 160MHz 転送レート1153Mbps 802.11be
6GHz専用のSSIDにつないだときのMacの画面。6GHz・160MHz、転送レート1,153Mbps

ルーターは320MHz、僕のMacは160MHz

チャンネル幅(MHz)は、電波の道幅のようなものです。広いほど、一度にたくさんのデータを運べます。

WXR9300BE6Pの管理画面では、6GHzの倍速モードが「5764Mbps(320MHz)」で、今のモードも320MHzになっています。

WXR9300BE6Pの管理画面 6GHz 倍速モード 5764Mbps 320MHz
6GHzの倍速モードは320MHz。チャンネルは195

一方、僕のMacとの間は、ルーターの設定が320MHzでも160MHz幅でつながっています。

2.4GHzは消せない

2.4GHz用のSSIDそのものは残しています。家にはNature Remo(スマートリモコン)のように、2.4GHzにしかつながらない機器があるからです。

有線も10ギガにするには、何が要るか

LAN側も10ギガのルーターを前に置く形を検討した

WXR9300BE6Pを通すかぎり、有線は1ギガが上限です。有線も10ギガにするなら、ルーターの組み方から変える必要があります。

僕が検討したのは、LAN側のポートも10ギガのルーターを回線のすぐ後ろに置く形です。WXR9300BE6Pは、その後ろで無線だけを受け持たせます。この使い方を、アクセスポイント(ブリッジ)モードと呼びます。ルーターの仕事は前のルーターに任せて、Wi-Fiを飛ばす役目だけをする設定です。WXR9300BE6Pは、AUTO/MANUALスイッチをMANUALにして、ROUTER/AP/WBスイッチをAPにすると、このモードになります。

WXR9300BE6Pの側面 ROUTER AP WBの切り替えスイッチとAOSSボタン

前に置くルーターは、僕の回線の接続方法(OCNバーチャルコネクト)に対応していることが条件です。パソコン側にも、10ギガ対応のLANカード(パソコンに足す、有線LANの部品)が要ります。Macなら、Thunderboltにつなぐ10ギガのアダプタです。

回線とルーターの間にスイッチ(LANケーブルを分ける機器)を挟んで、有線だけ10ギガを取り出す方法もあります。ただ、その形だとパソコンがルーターを通らないので、僕の回線の接続方法ではIPv4の通信が使えず、ルーターの守りも効きません。なので、選択肢から外しました。

費用が高いので見送った

LAN側まで10ギガの家庭用ルーターは、調べた範囲(2026年10月時点)で5万円前後からでした。家庭用ではない有線専用の機器は、さらに高くなります。

見送った理由は、費用がいちばんです。もう1つは、ゲームで困るのは遅延のほうだから。有線を10ギガにして効くのは、大きなファイルのダウンロードのように、一度にたくさんのデータを運ぶ通信です。ゲームの遅延(ping)は、帯域を広げてもほとんど変わりません。

ゲームは、ふだんは困っていません。困るのは、pingが悪くなったときです。回線を替えてからpingが悪くなったのは前に書いたとおりで、それは有線を10ギガにしても解決しない、というのが僕の考えです。

ルーターを部屋に移す案も見送った

ルーターとONUがある物置から、部屋まで新しく配線を通す案も考えました。廊下に新しい配線を這わせられないので、これも見送っています。

LAN側が2.5ギガの案は残している

LAN側が2.5ギガのルーターにする案は、もっと安く済むので、まだ残しています。今の1ギガより速く、10ギガほど費用はかかりません。

WXR9300BE6Pが向いている人・待っていい人

有線と無線のどちらで使うかで、合う・合わないが分かれます。

こんな人に
向いている人
+10ギガ回線を使っている、またはこれから替える人で、Wi-Fi 7に対応したスマホやパソコンを無線でつなぐ人。僕の家では、無線の下りが1.1〜1.6Gbpsまで伸びました。
+家の中をほぼ無線でまかなっている人。ルーターとの間の扉を1枚閉めると下りは約3割下がりましたが、その測定でも1.9Gbps出ていました。
こんな人は
待っていい人
−有線で10ギガを使いたい人。LANポートが1ギガなので、回線を10ギガにしても有線は940Mbps前後で止まります。
−1ギガ回線のままで、今の無線の速さに不満がない人。1ギガ回線のとき、このルーターの無線は610〜650Mbpsでした。
−ゲームの遅延(ping)を良くしたくて、回線を10ギガにしようとしている人。僕の家では、回線を替えてからpingは悪くなりました(回線の会社も変わっています)。

10ギガ回線で、無線を中心に使う予定の方は、仕様と今の価格をこちらで確認できます。

よくある質問

WXR9300BE6Pは不安定ですか?

僕の家では、2026年8月に使い始めてから今まで、通信が切れたり不安定になったりしたことはありません。回線を1ギガから10ギガに替えたあとも同じです。工事の日に初期化でつながらなくなったのは設定の話で、機器の不安定さとは別です。ただ、これは僕の家の環境での話です。間取りやつなぐ機器の数によって変わることもあります。

1ギガ回線でも買う意味はありますか?

1ギガ回線のときに測った数字は、無線で610〜650Mbps、有線で700Mbpsでした。10ギガ対応のINTERNETポートは、1ギガ回線のままでは速さを使い切れません。いずれ回線を10ギガに替える予定があるかどうかが、判断の分かれ目になると思います。

LANケーブルは替えたほうがいいですか?

パソコンにつなぐケーブルを替えても、LANポートが1ギガなので、有線の速さは変わりません。10ギガ対応のケーブルが要るのは、ONUとこのルーターの間だけです。僕の家では、前から家にあったケーブルのままで、管理画面の表示は10GBASE-Tでした。

10ギガ回線は意味がありませんか?

僕の家では、無線の下りは約1.8〜2.5倍になりました。有線は、ルーターのLANポートが1ギガなので、940Mbps前後で止まります。ゲームのpingは、回線を替えてから悪くなりました。月額や工事費は、事業者・プラン・キャンペーンで変わるので、申し込み先で確認してください。

セキュリティや更新は大丈夫ですか?

僕のルーターの管理画面で見ると、ファームウェア(機器の中に入っているソフトウェア)はVer.1.12です。自動更新は「重要な更新のみ」を毎日4時台に確認する設定になっています。今の弱点(脆弱性)の有無までは確かめていないので、メーカーの更新情報もあわせて見てください。

まとめ

光回線を1ギガから10ギガに替えても、家の中の速さは、ルーターのポートと、ルーターとの間にあるもので決まりました。

WXR9300BE6Pの場合、無線は1ギガを超えて、スマホで1.4〜1.6Gbpsまで伸びました。有線はLANポートが1ギガなので、940Mbps前後で止まります。無線も、ルーターとの間に扉を1枚はさむだけで、下りが約3割下がりました。ゲームのpingは、回線を替えてから悪くなりました。

10ギガ回線やこのルーターを考えている方は、まず今の家で、よく使う場所の速さを一度測ってみてください。有線と無線のどちらで使うかも、決め手になります。

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