ゼンハイザー MOMENTUM 4 Wireless レビュー:弱点と、5が出ても買う理由

4.5
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正直、MOMENTUM 5 Wirelessが出たとき、ちょっと揺らいだ。

新型が出れば、前のモデルは「型落ち」になる。普通はそういうものですよね。でも、ゼンハイザー MOMENTUM 4 Wireless を2年使ってきた僕のレビューとしては、机の上から退場させる理由が、今のところ見つからない。むしろ毎日、当たり前みたいに手が伸びる。

僕は家用のヘッドホンとしてこれを2年。同じゼンハイザーのMOMENTUM True Wireless 4も、IE300も、IE100 Proも持っていて、いわゆる「ゼンハイザー沼」にちゃんとハマっている人間です。そのうえで、家でじっくり音楽を聴くときに選ぶのは、結局これになる。

結論の方向だけ先に言っておくと——MOMENTUM 4 Wirelessは「弱点がない優等生」ではないです。重さも、側圧も、夏の蒸れも、正直あった。でも、その全部に折り合いをつけられた。だから5が出た今も、僕はこれを使い続けている。

なぜ替えなかったのか。どこを我慢して、どこを対策したのか。MOMENTUM True Wireless 4との使い分けはどうしてるのか。そのあたりを、2年ぶんの本音で書いていきます。

この記事でわかること
  • MOMENTUM 4 Wirelessを2年使って感じた、良かった点と「正直きつい」点
  • 60時間バッテリーと音質の実際のところ
  • 重さ293g・側圧・夏の蒸れへの、具体的な付き合い方
  • MOMENTUM True Wireless 4との使い分け(両方持ってる人間のリアル)
  • MOMENTUM 5 Wirelessが出た2026年、それでも4を選ぶ理由
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  1. 2年使って、今も机の上にある
    1. 買った理由|ゼンハイザー沼の果てにたどり着いた1台
    2. 2年後の今|イヤーパッドの状態・飽きたか正直に
  2. バッテリー60時間、本当か
    1. 実測感|フル充電で何日持ったか
    2. Quick Charge|地味に何度も助かった
  3. 音の話をする
    1. 低音・中音・高音|僕の好みからすると、こうだった
    2. aptX Adaptive|対応デバイスを持っているかで変わる話
    3. 使いどころ|「ながら聴き」より「ちゃんと聴くとき」向け
  4. 正直に言う、装着感の話
    1. 重さ293g|体感は「普通」、でも2〜3時間を超えると来る
    2. 側圧|最初の1ヶ月と、今では違う
    3. 蒸れ|ペタペタが嫌で布カバー。そうしたら、蒸れも消えた
  5. MOMENTUM True Wireless 4とMOMENTUM 4 Wireless、両方持ってわかった使い分け
    1. 外出|MOMENTUM True Wireless 4を選ぶ理由
    2. 在宅|MOMENTUM 4 Wirelessを選ぶ理由(音の密度・没入感)
    3. ジム・外出先|Bose Ultra Open Earbudsに落ち着いた話
    4. 結論|「どっちか1台なら?」への回答
  6. ANCの話、短く済ませる
    1. ANCの実力|期待しすぎないほうがいい
    2. 外音取り込み|これは悪くない
  7. 2026年、まだ買う価値はあるか
    1. 5が出た今|僕が4から5に替えなかった理由
    2. 価格と入手性|型落ちは、狙い目になりやすい
  8. まとめ・こんな人におすすめ
  9. よくある質問(FAQ)
    1. MOMENTUM 4 WirelessとMOMENTUM True Wireless 4、どちらを買えばいいですか?
    2. MOMENTUM 4 Wirelessは本当に重くないですか?
    3. ANCはソニー WH-1000XM5と比べてどうですか?
    4. MOMENTUM 4 WirelessはiPhoneで使えますか?
    5. MOMENTUM 5 WirelessとMOMENTUM 4 Wireless、どちらがおすすめですか?
    6. MOMENTUM 4 Wirelessの夏の蒸れ対策はありますか?

2年使って、今も机の上にある

MOMENTUM 4 Wireless  ブラックコッパー(Amazon限定カラー)机に置いた様子

ヘッドホンって、買った直後がいちばんテンション高いじゃないですか。最初の1週間は毎日つけて、3ヶ月もすると引き出しの奥……みたいなことも、僕は何度かやってきた。

でもMOMENTUM 4 Wirelessは、2年経った今も、机の上の定位置にいる。これが全てを物語っている気がします。

買った理由|ゼンハイザー沼の果てにたどり着いた1台

そもそも僕とゼンハイザーの付き合いは、けっこう長い。

最初に使ったのはIE80という有線イヤホンで、そこからIE100 PRO、IE300と渡り歩いてきた。決定的に沼に落ちたのは、IE300を手にしたとき。解像度でゴリ押すタイプじゃなくて、ダイナミック一発でまとめあげる音のまとまりと、低音の豊かな響き。あの心地よさを知ってしまってから、「ゼンハイザーの音じゃないと物足りない」体になってしまった。完全に沼です(笑)

そのあとワイヤレスにも手を出して、MOMENTUM True Wireless 3、True Wireless 4と来て——で、MTW4とほぼ同じ時期に、「家でじっくり浸れるヘッドホンも欲しい」となって迎えたのが、このMOMENTUM 4 Wirelessでした。イヤホンであれだけ満足してたのに、ヘッドホンが気になってしまうあたり、われながら救いようがない。

ちなみに僕が選んだのは、Amazon.co.jp限定カラーのブラックコッパー。落ち着いた黒に、銅色のアクセントがほんのり効いていて、これがまた所有欲をくすぐるんですよ。「限定」という響きにも弱い(笑)

めんめん
めんめん

IE80から数えると、何台ゼンハイザーを通ってきたんだろう……。考えないことにしてます(笑)

2年後の今|イヤーパッドの状態・飽きたか正直に

2年使うと、さすがに使用感は出る……と言いたいところなんですが、僕のMOMENTUM 4 Wirelessは、わりときれいなままなんです。理由は単純で、早い段階でイヤーパッドに布カバーをかぶせているから。

実は僕、純正のレザーパッドのあの「ペタペタした肌当たり」が、どうにも好きになれなくて。耳に触れた瞬間の、ちょっと吸い付くような感触が苦手だったんです。なので使い始めてわりとすぐ、布製のカバーを装着して、それ以来ずっとその状態。おかげでレザー本体は守られていて、2年経ってもへたりとは無縁です(このカバーの話は、後半の「蒸れ」のところでちゃんとします)。

で、肝心の「飽きたか」。これがね、飽きないんですよ。デザインがそもそも主張しすぎないから、2年経っても古びて見えない。机の上に置いてあっても、ガジェットというよりインテリアの一部みたいに馴染む。毎日手が伸びるのは、たぶんこの「気負わなさ」が大きい。

ここまでは惚気みたいな話なんですが、もちろん2年も使えば「ここは正直きつい」というポイントも見えてきます。その話は、この記事のいちばん大事なところなので、後半でじっくりやります。

その前に、基本スペックだけサッと押さえておきましょう。細かい話はいらない、まず数字を、という人はここだけ見てもらえればOKです。

項目MOMENTUM 4 Wireless
タイプオーバーイヤー(密閉型)ワイヤレスヘッドホン
重量約293g
ドライバー42mm
対応コーデックSBC / AAC / aptX Adaptive(Bluetooth 5.2)
バッテリー最大60時間(ANCオン時)
充電USB-C/10分の充電で約6時間
ノイズキャンセリング搭載(アダプティブ)/外音取り込みあり
ゼンハイザー公式・2026年6月時点

数字で気になるところがあっても、大事なのは「実際に使ってどうか」。ここから先、ひとつずつ体験ベースで掘っていきます。


バッテリー60時間、本当か

ワイヤレス機の「公称◯時間」って、正直あんまり信じてないんですよ。実際はその7掛けくらいでしょ、と斜に構えて見るクセがある。

MOMENTUM 4 Wirelessの公称はおよそ60時間(ゼンハイザー公式・2026年6月時点)。さて、本当か。

実測感|フル充電で何日持ったか

結論から言うと、僕はもう「このヘッドホンのバッテリー残量」を気にしなくなりました。

使い方はだいたい、在宅の作業中ずっと、夜に音楽、たまに映画。1日トータルで5〜6時間はつけてる。それでも、週末に一度フル充電しておけば、次に充電を意識するのは翌週の後半。「あれ、そういえば最近ケーブル挿してないな」とふと気づくくらいの感覚です。

数字の60時間がぴったり正しいかは、正直カウントしてないからわからない。でも「充電を気にする」という行為そのものが生活から消えた。これがいちばんリアルな答えだと思っています。

めんめん
めんめん

前に使ってたワイヤレス機は、週の真ん中で必ず一回切れて萎えてたんですよね。あのストレスがゼロになっただけで、もう戻れない。

Quick Charge|地味に何度も助かった

そして、いざ「やべ、残量ない」となったときの保険が優秀。

出かける直前にケーブルを挿して、身支度してるあいだ放置。それだけで、移動中から数時間ぶんはちゃんと使える。公式値だと10分の充電で約6時間ぶん戻る(2026年6月時点)らしいんですが、体感でもまさにそれくらい。フル充電を待つ必要がない、というのが本当にありがたくて、バッテリー切れの絶望を「ちょっと待ってね」レベルまで下げてくれる。

満充電の長さより、この「困ったときの立ち上がりの速さ」のほうを、僕は日常で何度も実感しています。


音の話をする

ここからが本題。ヘッドホンを語るなら、やっぱり音の話を避けては通れないですよね。

先に言っておくと、MOMENTUM 4 Wirelessの音は「万人にドンと刺さる派手さ」ではないです。でも、聴き込むほど「あ、わかってるな」と思わせてくる音。僕の好みには、見事にハマりました。

低音・中音・高音|僕の好みからすると、こうだった

僕は、低音が全体をぐっと下支えしてくれる鳴り方が好きなんです。逆に、激しいキックがドコドコ前に出てくる「とにかく低音強いです!」みたいなチューニングは、ちょっと苦手。

その点でMOMENTUM 4 Wirelessは、低音が土台としてしっかり効いてるんだけど、出しゃばらない。曲の支えに回ってくれる感じ。ベースラインが部屋の床みたいに低いところで安定していて、その上にボーカルや楽器が乗っかってくる。

中音は密度が高めで、ボーカルがちゃんと近い。声の生っぽさが好きな僕には、ここが効いた。高音は、刺さらないのに澄んでる。シンバルの「シャン」が耳に痛くないのに、ちゃんと空気感として聴こえる。長時間聴いても疲れない、絶妙なバランスでした。

めんめん
めんめん

有線のIE300の、ダイナミック一発でぐっとまとめてくる低音の響きとはまた違う、ヘッドホンならではの包まれる気持ちよさがあるんですよ。沼の住人として断言します。

aptX Adaptive|対応デバイスを持っているかで変わる話

で、この音をちゃんと引き出すなら、繋ぎ方の話を避けられない。

MOMENTUM 4 WirelessはaptX Adaptiveに対応してるんですが、ここで問題がひとつ。僕のメインのMacBook Airは、そもそもaptX系のコーデックに対応してないんです。Macで繋ぐと、いちばんおいしいコーデックが使えない。

そこで登場するのがBTD600というゼンハイザーのUSBドングル。これをMacに挿すだけで、aptX Adaptiveで繋がるようになる。挿す前と後で、音の見通しのよさが変わるんですよ。情報量が増えて、さっき言った中音の密度がさらにくっきりする。

逆に言うと、aptX Adaptive対応の送り出し機を持っていない人だと、このヘッドホンの本気は半分しか味わえないかもしれない。ここはちょっと、人を選ぶポイントです。

めんめん
めんめん

Macユーザーでゼンハイザー使うなら、BTD600はマジで効きます。地味な小物なのに、ここまで変わるとは思ってなかった。

使いどころ|「ながら聴き」より「ちゃんと聴くとき」向け

2年使ってわかったのは、このヘッドホンは「作業のBGM」より「音楽そのものに向き合う時間」でこそ輝くということ。

家事しながら雑に流す、みたいな使い方だと、正直ここまでのヘッドホンじゃなくてもいい。でも、夜に部屋を暗くして、好きなアルバムを頭から通して聴く——そういう時間の満足度が、段違いなんです。だから僕にとってこれは「家で、ちゃんと聴く」ための1台。

さて、ここまでは良いところ中心でした。次は、この記事でいちばん正直に書きたいところ——装着感の話をします。


正直に言う、装着感の話

ここまで褒めてばかりだったので、そろそろ本音を。MOMENTUM 4 Wirelessには、ちゃんと「うーん」と思うポイントがあります。装着感です。買う前にいちばん不安だったのも、ここでした。

重さ293g|体感は「普通」、でも2〜3時間を超えると来る

スペック上の重さは約293g(ゼンハイザー公式・2026年6月時点)。数字だけ見ると「まあ、こんなもんか」という感じで、実際つけた瞬間は「重い!」とはならないです。

問題は、時間。1〜2時間なら全然平気。でも、休日に映画を2本続けて、みたいな使い方をすると、3時間目あたりで頭のてっぺんにじわっと存在感が出てくる。痛いというより、「あ、今ヘッドホンつけてるな」と意識が戻ってくる感じ。

このへんは、軽さで売ってるヘッドホンには敵わない部分。長時間つけっぱなしが前提の人は、ここは知っておいたほうがいいです。

めんめん
めんめん

とはいえ、家で使うぶんには「重くて無理」ってほどじゃないですよ。ソファに沈んで聴くなら、首は支えられてるしね。

側圧|最初の1ヶ月と、今では違う

正直に言うと、買って最初の1ヶ月は、側圧がけっこう強かった。

こめかみのあたりをぎゅっと挟まれる感じで、メガネかけてると地味につらい時期もあった。「これ、ずっとこのままだったらどうしよう」と一瞬よぎったくらい。

でも、これは時間が解決してくれました。毎日使ってるうちに、ヘッドバンドが少しずつ馴染んで、3ヶ月もする頃には「ちょうどいいホールド感」に落ち着いた。今では、締め付けで嫌になることはまずないです。新品で試して「側圧きつ」と感じても、すぐ判断しないであげてほしい。

蒸れ|ペタペタが嫌で布カバー。そうしたら、蒸れも消えた

MOMENTUM 4 Wireless EarProfit 布製イヤーパッドカバー 装着

そして、さっき伏線を張った布カバーの話。

もともとは「レザーのペタペタした肌当たりが苦手」という理由で、早々に布製のカバーをかぶせたんです。EarProfitの日本製カバー(Amazonで定番なのは「multi 2」。もっと薄く柔らかいのが上位の「PERFORM」系)。どっちも開口部をふさがない作りで、これが、感触の問題を解決してくれただけじゃなかった。

夏ですよ。レザーパッドのヘッドホンって、夏は耳まわりが蒸れて、汗ばんでくると一気に不快になる。完全に盲点だったんですが、布カバーにしていたおかげで、その蒸れがほとんど気にならなくなっていた。サラッとした肌当たりのまま、夏も普通に使えてる。狙ってなかったぶん、得した気分でした。

ペタペタが苦手な人、夏の蒸れが心配な人、どっちにも布カバーはおすすめです。正直、この手のカバーにしては安い買い物ではないんですが、感触と蒸れの悩みがまとめて片付くことを思えば、僕はまた迷わず買います。装着感の不満をお金で解決できるなら、僕は払う派です。

EarProfit
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めんめん
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純正の質感が好きな人はそのままでいいと思います。でも僕みたいに「ペタペタ無理」な人には、これマジで救世主でした。

装着感の弱点も、こうやって付き合い方さえわかれば怖くない。次は、両方持ってるからこそ語れる——MOMENTUM True Wireless 4との使い分けの話です。


MOMENTUM True Wireless 4とMOMENTUM 4 Wireless、両方持ってわかった使い分け

ここが、この記事でいちばん語りたかったところかもしれない。

ゼンハイザーの完全ワイヤレス、MOMENTUM True Wireless 4も、ヘッドホンのMOMENTUM 4 Wirelessも、両方を日常で使ってます。だからこそ言える、「どっちをどう使い分けてるか」のリアルな話。スペック表だけ見比べても、ここは絶対わからないところです。

まずは、ざっくり性格の違いから。

MOMENTUM True Wireless 4MOMENTUM 4 Wireless
タイプ完全ワイヤレスイヤホンオーバーイヤーヘッドホン
身軽さポケットに放り込める。とにかく身軽持ち出すと存在感あり。基本は据え置き
音の傾向取り回し優先でも十分濃い包まれる没入感。音の密度はこっちが上
向いてる場面外・移動・動き回るとき家でじっくり、長時間

外出|MOMENTUM True Wireless 4を選ぶ理由

外に出るときは、迷わずMOMENTUM True Wireless 4。

理由はシンプルで、身軽さが正義だから。電車で立ってても、歩いてても、ケースごとポケットに入る手軽さは、ヘッドホンには逆立ちしても出せない。音も完全ワイヤレスとしては相当に濃いので、「外でそこそこいい音」の要求は、これで十分すぎるほど満たされる。

在宅|MOMENTUM 4 Wirelessを選ぶ理由(音の密度・没入感)

逆に、家で腰を据えて聴くときは、MOMENTUM 4 Wireless一択。

同じMOMENTUMの名前を冠していても、ヘッドホンのほうが音に包まれる感覚が段違いなんです。イヤホンが「耳もとで鳴る」なら、ヘッドホンは「頭の中に空間ができる」。夜、作業をひと区切りつけて、好きなアルバムに浸る——あの時間の質は、やっぱりヘッドホンじゃないと出ない。

めんめん
めんめん

同じ音源でも、MOMENTUM 4 Wirelessで聴くと「曲が部屋になる」感じがあるんですよね。これは完全ワイヤレスには出せない領域。

ジム・外出先|Bose Ultra Open Earbudsに落ち着いた話

で、ここは正直に白状します。ジムや運動のときは——ゼンハイザーじゃないんです。

いろいろ試した結果、僕がジムで落ち着いたのはBose Ultra Open Earbuds。耳をふさがないオープン型で、周りの音が聞こえる安心感と、汗をかいても気にならない手軽さが、運動には合っていた。これだけゼンハイザー沼にいる人間が、ジムだけBoseっていうのは我ながら締まらないんですが(笑)、適材適所ということで許してください。

結論|「どっちか1台なら?」への回答

じゃあ、もし「ゼンハイザーのMOMENTUM、どっちか1台だけ選べ」と言われたら。

これは生活スタイルで割り切るのが正解だと思います。外で使う時間のほうが長い人、動きながら音楽を聴きたい人は、MOMENTUM True Wireless 4。逆に、家で音に浸る時間こそが自分のご褒美——という人なら、MOMENTUM 4 Wirelessです。

僕自身は、後者を手放せない。一日の終わりに、このヘッドホンで音楽に沈む時間が、いちばんの贅沢だから。

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次は、気になってる人も多いであろうANCの話。ここは正直、短く済ませます。


ANCの話、短く済ませる

ノイズキャンセリングについては、あまり期待値を上げすぎないでほしい。これが正直なところです。

ANCの実力|期待しすぎないほうがいい

MOMENTUM 4 WirelessにもANCは付いていて、エアコンの低い唸りや、PCのファン音みたいな定常的なノイズは、ちゃんと和らげてくれます。家で使うぶんには「これで十分」と感じる場面がほとんど。

ただ、「世界が無音になる」レベルを期待すると、たぶん肩透かしを食らいます。実は僕、昔ソニーのWH-1000XM3を使っていたことがあるんですが、あの「すっと無音に近づいていく」感じは、やっぱりANCを看板にしてる機種ならではでした。MOMENTUM 4 Wirelessはそこまでではない。ANCの静けさそのものを最優先で選ぶなら、その分野はソニーやBoseのほうが一枚上手、というのが実体験を踏まえた正直な評価です(今のXM5は持っていないので、最新同士の比較は避けますが)。ANCが選定理由の一番なら、店頭で聴き比べてから決めたほうがいいです。

このヘッドホンの主役は、あくまで「音楽を気持ちよく聴くこと」。ANCはそのための補助、くらいの位置づけで見ると、評価がしっくりきます。

めんめん
めんめん

僕がこれを選んだのも、ANCじゃなくて音と装着の馴染みが理由でしたしね。ANCは「あれば助かる」くらいの感覚です。

外音取り込み|これは悪くない

一方で、外音取り込みは普通に使えます。

つけたまま宅配便を受け取ったり、家族にちょっと話しかけられたときに、いちいち外さなくていい。声がこもらず自然に聞こえるので、「ヘッドホン越しに会話してる感」が少ない。派手な機能じゃないけど、日常の地味なストレスを減らしてくれる、いい仕事をしてます。

ANCの話はこのくらいで。最後に、いちばん多いであろう疑問——「5が出た今、4を買っていいの?」に答えます。


2026年、まだ買う価値はあるか

MOMENTUM 5 Wirelessが登場した2026年。正直、これがこの記事を書こうと思った最大の動機でもあります。

「新型が出たなら、もう4は古いんじゃないの?」——その問いに、2年使ってきた立場から答えます。

5が出た今|僕が4から5に替えなかった理由

先に言っておくと、僕はMOMENTUM 5 Wirelessを所有していません。だから「5と比べてこっちが上!」みたいな断定はしません。あくまで「替えなかった理由」の話として読んでください。

冒頭にも書いたとおり、新型が出たとき、僕はちょっと揺らぎました。でも、自分の使い方を冷静に見直したら、答えはあっさり出たんです。

僕がMOMENTUM 4 Wirelessに求めているのは「家で、いい音に浸る」こと。そして、その役割を、今の4は完璧にこなしてくれている。音にも装着の馴染みにも不満がない。布カバーで装着の悩みも片付いている。バッテリーも気にならない。……つまり、買い替える「困りごと」が、僕には存在しなかった。

新型の進化点が刺さる人は、もちろん5を選べばいい。でも「4で満たされている人」が、新しいから、という理由だけで乗り換える必要はない。少なくとも僕は、そう判断しました。

めんめん
めんめん

5の詳細が気になる人は、上の記事でスペックを見てみてください。そのうえで「自分は4で十分かも」と思えたら、それはそれで賢い選択だと思いますよ。

価格と入手性|型落ちは、狙い目になりやすい

そして、見逃せないのが価格と入手性の変化。

一般論として、新型が出ると前モデルは型落ち扱いになって、手に取りやすくなる傾向があります。MOMENTUM 4 Wirelessも、登場時に比べれば、ぐっと身近な選択肢になってきた印象です(具体的な価格は変動するので、最新の値はリンク先で確認してください)。

「最新じゃなくていいから、いいヘッドホンを賢く手に入れたい」。そういう人にとって、型落ちした完成度の高いモデルって、実はいちばんおいしいポジションなんですよね。セールのタイミングと重なれば、なおさら。

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さて、長くなってきました。最後に、2年使った今の気持ちをまとめます。


まとめ・こんな人におすすめ

2年。改めて振り返ると、けっこうな時間を一緒に過ごしてきたなと思います。

新しいガジェットは次々出るし、僕も新型には弱い人間です。それでもMOMENTUM 4 Wirelessが机の上から動かないのは、派手なスペックじゃなくて、「家で音に浸る時間を、毎日ちゃんと良くしてくれる」から。重さも側圧も蒸れも、正直あった。でも、付き合い方を覚えたら、全部ただの個性になった。

完璧なヘッドホンではないです。でも、僕にとっては「手放す理由が見つからないヘッドホン」。2年使った今、それがいちばん正直な評価です。

こんな人におすすめ
  • 家でじっくり、いい音に浸る時間を大事にしたい人
  • ゼンハイザーの、密度のある落ち着いた音が好みの人
  • 型落ちでも、完成度の高いモデルを賢く手に入れたい人
  • MacユーザーでBTD600と組み合わせて本気の音を引き出したい人
こんな人にはおすすめしない
  • とにかく軽くて長時間ラクなヘッドホンが欲しい人(重さ293gがネック)
  • ノイズキャンセリングの静けさを最優先したい人(ソニー・Boseのほうが上)
  • 外に持ち出してメインで使いたい人(それならMOMENTUM True Wireless 4へ)
めんめん
めんめん

「家用」と割り切れる人には、これ以上ないくらいハマると思います。逆に万能を求めるなら、用途を分けて2台持ちが幸せですよ(僕がそうです)。

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よくある質問(FAQ)

MOMENTUM 4 WirelessとMOMENTUM True Wireless 4、どちらを買えばいいですか?

使う場所で選ぶのがいちばん後悔しないです。家でじっくり音に浸る時間が長いならMOMENTUM 4 Wireless、外や移動で使うことが多いならMOMENTUM True Wireless 4。僕は両方を場面で使い分けていて、どちらかが上というより、役割が違う2台だと思っています。

MOMENTUM 4 Wirelessは本当に重くないですか?

つけた瞬間は「重い」とはなりません。約293gで、1〜2時間なら快適です。ただ、3時間を超えるあたりで頭頂部に存在感が出てきます。長時間つけっぱなしが前提なら、そこは知っておいたほうがいいです。

ANCはソニー WH-1000XM5と比べてどうですか?

静けさの絶対値で言えば、ソニーやBoseのほうが上、という評価が正直なところです。昔ソニーのWH-1000XM3を使っていた経験から言っても、ANC専用機の静けさは強い。今のWH-1000XM5は持っていないので最新比較は避けますが、MOMENTUM 4 WirelessのANCは「日常の雑音を和らげる補助」くらいの位置づけです。ANC最優先なら、店頭で聴き比べてから決めるのをおすすめします。

MOMENTUM 4 WirelessはiPhoneで使えますか?

普通に使えます。ただしiPhoneはaptX系コーデックに非対応なので、aptX Adaptiveの本領を出すには別途BTD600のようなドングルが必要です。「とりあえず使う」なら問題なし、「いい音で使い倒したい」ならドングル併用、という整理になります。

MOMENTUM 5 WirelessとMOMENTUM 4 Wireless、どちらがおすすめですか?

これから初めて買う人や、最新機能を全部欲しい人は5でいいと思います。でも、コスパで選ぶなら答えは4です。新型が出たことで型落ち扱いになり、完成度はそのままに手に取りやすくなっているので、「最新じゃなくていいから、いい音を賢く買いたい」人には4がいちばんおいしい。4で満たされている人が「新しいから」だけで乗り換える必要もない、というのが2年使った僕の考えです。詳しいスペック差は別記事にまとめているので、そちらを見て判断してください。

MOMENTUM 4 Wirelessの夏の蒸れ対策はありますか?

布製のイヤーパッドカバーが効きます。僕はもともとレザーのペタペタした肌当たりが苦手で布カバー(EarProfitの布カバー。Amazonの定番はmulti 2)を付けているんですが、結果的に夏の蒸れもほとんど気にならなくなりました。感触と蒸れの両方に悩んでいる人には、いちばん手軽な解決策だと思います。

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