MOMENTUM 5 Wireless、買い替えなくていい。でもこれから買うなら、これ。

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※本記事は発売前の情報をもとにした先行まとめです。
6月12日予約開始されました!

Momentumの新作が出るって知ったとき、最初に思ったのは「やばい!」じゃなくて「……どうしよう」でした。

MOMENTUM 4 Wirelessを4年使ってきた僕にとって、後継機の発表は素直に喜べないやつで。買い替える理由を探したくなる自分と、いや4で全然満足してるだろという自分が、発表後しばらくケンカしてたんですよね 笑

でも、スペックをじっくり読み込んで、価格差を計算して、4年分の使用感と照らし合わせてみたら——だいぶ冷静な結論が出てきました。

先に言っておくと、僕は5を予約しません。でも、これから新しくヘッドホンを探してる人には、たぶん5を勧めます。

この記事では、MOMENTUM 4を4年使ってきたオーナー目線で、5の進化点と「それでも4でいい理由」を両方包み隠さず書いていきます。発売前なので5の実機はまだ手元にありませんが、そこは最初に断った上で、4の実使用ベースの考察をお届けしますね。「4から買い替えるべき?」「4と5どっちを買えばいい?」——この2つの疑問に、できるだけ誠実に答えていきます。

MOMENTUM 4から4年、ついに5が出る

MOMENTUM 4 Wirelessが発売されたのが2022年。あれから約4年で後継機が出るというのは、「早いな」とも「やっと来たか」とも感じます。ゼンハイザー的には「80年の音響技術を余すことなく搭載した」と気合十分の発表でした。

基本情報をまとめておきます。

まとメモ
  • 発売日:2026年6月22日(ブラック)・7月6日(ホワイト)
  • 予約開始:2026年6月12日
  • 価格:オープンプライス、店頭想定価格69,960円(税込)
  • MOMENTUM 4 Wirelessの実勢価格は3万円台前半まで下落(2026年6月時点・価格.com調べ)

価格について一言だけ。MOMENTUM 4の発売当初も同じくらいの価格帯でしたが、今は実勢価格で3万円台前半まで落ちてきています(2026年6月時点・価格.com調べ)。つまり5との差は実質3万円台後半。この数字、記事を読み進めていくと効いてきます。

めんめん
めんめん

4を買ったとき「ゼンハイザーのフラッグシップ、えいやで買ってやった!」という謎の高揚感があったんですよね。あの感覚、5を買う人は味わえると思うと少し羨ましい 笑

さて、気になる「何が変わったのか」をここから見ていきましょう。

MOMENTUM 5 Wirelessの進化点

スペックシートを眺めてみると、5の進化は大きく3つに集約されます。順番に見ていきますね。

ドライバーがHD 600系ベースに刷新された

これが個人的に一番「おっ」と思ったところです。

MOMENTUM 4も42mmトランスデューサーで十分すごかったんですが、5はそこから「名機HD 600シリーズのドライバーをベースに設計」とのこと。HD 600といえばゼンハイザーが誇る有線の名機で、ミキシングやマスタリングの現場で定番として使われるリファレンス機。そのドライバーの系譜を、ワイヤレスヘッドホンに持ち込んできたわけです。

実機を聴いたわけじゃないので断言はできないんですが、MOMENTUM 4の音がすでに「ワイヤレスでここまで鳴るか」というレベルだっただけに、そこからさらにHD系のチューニングが入るというのは、純粋に気になります。音好きな人にとってはここが5の最大の動機になるんじゃないかと思っています。

aptX Lossless・3D Dolby Atmos対応

コーデック面でも一段進化しています。MOMENTUM 4 WirelessはaptX Adaptiveまで対応していましたが、5はそこにaptX Losslessが加わりました。対応デバイスがあれば、ワイヤレスでもロスレスクオリティの再生ができるというやつです。

さらにゼンハイザー史上初となる3D Dolby Atmos空間オーディオにも対応。音楽・映画・ゲームで立体的なサウンドが楽しめます。

ここ本音を言うと、aptX Losslessを活かせる環境を持っている人はまだそこまで多くないと思います。でも「最新コーデックに対応した機種を長く使いたい」という考え方をするなら、将来への投資として意味がある進化です。

ANCが8マイク化、効果最大3倍

ノイズキャンセリングの強化が、5の進化の中でもっとも「わかりやすい」部分だと思います。

MOMENTUM 4 WirelessのANCは日常使いで十分機能するレベルで、困った場面はほぼなかったんですが、「すごい!」と感動した記憶もそんなにないというのが本当のところ 笑

5はそこをガチで刷新してきました。マイク数を4基から8基に倍増させ、すべてをデジタルマイクに。中音域を中心とした効果は前作比最大3倍という数字が出ています。風切り音を抑えるアンチウインド機能も強化されたとのことで、屋外使用が多い人には刺さる進化のはずです。

ここに価値を感じるかどうかが、5を選ぶ大きな分かれ目になりそうです。

めんめん
めんめん

aptX Lossless・Dolby Atmos・ANC強化と、やりたいことが全部詰まってる感じがする。これで7万円は……まあ、納得できなくもない 笑

正直、ここはMOMENTUM 4のほうが上かもしれない

進化点を並べてきましたが、ここで一回立ち止まります。

スペックを見ていて「あれ?」と思ったところが1つあって。バッテリーです。

MOMENTUM 4 WirelessのバッテリーはANCオンで最大60時間。これ、発売当時から「業界トップクラス」として売りにしてた部分なんですよ。実際4年使ってきて、バッテリーで困ったことはほぼゼロでした。1週間充電し忘れても余裕で動いてる、みたいな安心感があります。

MOMENTUM 5のバッテリーはANCオンで最大57時間。

……減ってるんですよ、3時間。最新フラッグシップなのに。

もちろん3時間の差が実使用で響く場面はほぼないと思います。57時間あれば十分すぎるし、5には交換用バッテリーも用意されているので、超ヘビーユーザーへの配慮もある。でも「進化した最新機種=すべてのスペックが上」と思って買うと、ここだけ「あれ?」となるポイントです。

4オーナーとして言わせてもらうと、「バッテリーは4のほうが上」というこの一点は、買い替えを急がなくていい小さな理由のひとつになっています。

めんめん
めんめん

バッテリー57時間でも十分すぎるのはわかってる。でも60時間に慣れた体には「なんか減った」って刷り込まれてしまって、なかなか消えない 笑

MOMENTUM 4 vs MOMENTUM 5 Wireless スペック比較

ここまで読んできた内容を、一度表で整理しておきます。

項目MOMENTUM 4MOMENTUM 5
ドライバー42mm(新素材振動板)42mm(HD 600系ベース)
Bluetooth5.25.4
コーデックSBC / AAC / aptX / aptX AdaptiveSBC / AAC / aptX Adaptive / aptX Lossless
空間オーディオなし3D Dolby Atmos
ANCマイク数4基8基(デジタル)
ANC性能適応型ハイブリッド前作比最大3倍
バッテリー(ANCオン)最大60時間 ✅最大57時間
ケースの薄さ前作比約20%薄型化
実勢価格(2026年6月)3万円台前半(価格.com調べ)69,960円(店頭想定価格)

バッテリー欄だけMOMENTUM 4にチェックをつけましたが、それ以外の進化はほぼ全部5に軍配が上がります。あと価格差、こうして並べると3万円台後半の差がくっきり出ますね。

MOMENTUM 4を4年使ったオーナーとして思うこと

ここからは完全に個人の話です。スペックの話は一旦横に置いて、4年間の実使用をそのまま書きます。なお5の実機はまだ手元にないので、以下はあくまでMOMENTUM 4の使用感をベースにした考察です。

僕のメインの使い方は3パターンで、仕事中・移動中・家での作業中です。

仕事中は外音取り込みモードをほぼ常用していました。声をかけられてもすぐ気づけるようにしておきたいので。在宅作業のときは集中したいタイミングでANCに切り替えて、気が向いたら外音取り込みに戻す——みたいなことを繰り返してた感じです。電車などの移動中はANCをオンにしていましたが、外音の遮断感はしっかりあって、移動中に音楽に集中したいニーズには十分応えてくれていました。

4年使って「ここが不満だった」という点が、ほぼないんですよね。バッテリーも切れた記憶がほぼないし、音質に飽きた感覚もない。低音が暴れすぎず、高音が刺さらず、長時間つけていても疲れない。グラフィックデザインの作業中に何時間もつけっぱなしにしていても、イヤーパッドが傷んできた以外に「そろそろ替え時かな」と思う理由が出てこなかった。

だからこそ、5の発表を聞いたときに冷静でいられなかったのも、満足度が高かったからこそなんだと思います。壊れてもいないし、不満もない。でも新しいのが出た。この状況で3万円台後半の差を払って買い替えるかどうか——4年間の満足度が高ければ高いほど、答えは「急がなくていい」に近づいていく気がします。

5への期待という意味では、ANCの強化は素直に「いいな」と思っています。MOMENTUM 4 Wirelessのそれで不満はなかったけど、最大3倍になるならカフェや新幹線での使用感はさらに上がるはず。あとHD 600系ベースのドライバーは、MOMENTUM 4の「飽きない音」がどう変わるのか純粋に気になります。

総じて言うと、5は「MOMENTUM 4の完成度をベースに、さらに磨いてきた」印象です。だからこそMOMENTUM 4オーナーは急いで飛びつく必要はない。でもはじめてこのクラスを買う人には、今の時点でのベストアンサーだと思っています。

結局、誰がどっちを選ぶべきか

ここまで読んでくれた人は、なんとなく答えが見えてきてるんじゃないかと思います。改めて整理しますね。

これから初めて買うなら → MOMENTUM 5 Wireless

予算に余裕があるなら、迷わず5です。HD 600系ベースのドライバー、aptX Lossless、3D Dolby Atmos、ANC最大3倍——発売時点でのゼンハイザーの全部乗せがこの1台に入っています。長く使うことを考えると、最新コーデック対応や強化されたANCは資産になります。「ゼンハイザーのフラッグシップを初めて買う」なら、5一択です。

コスパ重視・完成度で選ぶなら → MOMENTUM 4 Wireless

3万円台後半の価格差はやっぱりでかいです。MOMENTUM 4 Wirelessは今でも十分すぎるくらい名機で、音質・バッテリー・装着感、どれをとっても現役で戦えます。「最新コーデックにまだ対応環境がない」「とにかくコスパで選びたい」という人には、型落ちになった今のMOMENTUM 4 Wirelessはかなり狙い目だと思っています。

すでにMOMENTUM 4 Wirelessを持っているなら → 急いで買い替えなくていい

これが僕の結論です。4年使って不満が出ていないなら、5が出たからといって急いで買い替える理由は薄い。バッテリーは数字上むしろMOMENTUM 4 Wirelessのほうが上だし、音質も今でも十分惚れ惚れするレベルです。3万円台後半の差を払って得る進化に、今すぐ飛びつく必要はないと思っています。壊れたとき、あるいはどうしても5の進化が気になって仕方なくなったとき——そのタイミングで改めて検討すれば十分です。

予約は2026年6月12日スタート、発売は6月22日(ブラック)・7月6日(ホワイト)。気になっている人は、発売日に手元に届くこの機会を活用してみてください。

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